千代田区は中央区、港区とともに「都心3区」と呼ばれ、東京都の中心的な役割を担っています。
千代田区の東端に位置する秋葉原駅は、JR山手線、総武線、京浜東北線、私鉄の東京メトロ日比谷線とつくばエクスプレスが乗り入れるターミナル駅です。秋葉原という住所は台東区のごく一部の区域に限られており、一般的に秋葉原と言えば千代田区外神田周辺に広がる電気街を指します。
秋葉原駅周辺は「オタクの街」と言われ、数々の家電量販店が中心とした電気街として栄えてきましたが、近年では電子ゲームやホビー、アニメやアイドルショップなどサブカルチャー関連の店舗が処狭しと軒を連ね、観光スポットとしての人気も高まっています。近年では駅前の再開発が急ピッチで進み、JR線を挟んだ電気街の反対側は、数々の新たなオフィスビルが建ち並んでおり、オフィス街としても人気のあるエリアです。
また、神田駅周辺は中小規模のオフィスビルが多く立ち並び、まだ再開発されていない古くからの街並みが残る、都内でも数少ないエリアのひとつです。神田駅西口には全長300m、100店舗以上の様々な商店が立ち並ぶ神田西口商店街が今でも賑わいを見せています。神田周辺には、明治大学や中央大学など数多くの大学が所在していることから学生街という側面もあり、他の都心部にくらべ相対的に物価が安いのが特徴です。